いざ
お祭り
見物!の巻

~こだわりをカタチにする
匠の技の結晶
お祭りの

ねぇ、タクミノスケ。

今日は町で年に一度のお祭りがあるんですって。

ちょっと見に行きましょうよ!

タクミノスケいやいや姫様、市中散策などして何かあったらどうするんです。

またわたくしが殿に叱られるではありませんか。

何をケチくさいことを言っておるのだ、タクミノスケよ。

町中の華やかなが出るのだぞ。
しっかり見物してくるがよい!

もちろん、大事な姫に何かあったらタダではおかぬが。

うっ…殿のご命令とあらば仕方がない。

しかし姫様、わたくしの言いつけを守っていただかないと困りますぞ。でないと殿に怒られるのはこのわたくし・・・

あぁ、姫様、お待ちくだされ!!

ほら、
早く行くわよ、
タクミノスケ!

すごーい! どのも大きくてキレイね!

でも、よく見ると飾りとか絵柄が全部違うのね。

どうしてなのかしら?

タクミノスケ そう言われると、確かにそのようですなぁ。

ちょっと町の者に聞いてみましょう。

やぁ、ちょっと君、ごとに違いがあるのは一体どうしてなのかご存じかね。

 

ん? おぬし、どこぞの者か知らぬが、そんなことも分からぬのか。

まぁよい、教えてやろう。

っていうのにはな、町ごとに受け継がれてきたこだわりっちゅーもんがあるってのよ。

祭りに対する町の人たちの熱い想いをしっかり聞いて、うちら職人はそれぞれに合わせた修理をしてあげたりするってわけさ。

おぉ、そなたは職人であったか。

なるほど、そういうことなのだな。

姫、勉強になりましたなぁ。

職人 むむ?
今、姫とおっしゃったかな?…

もしや、そちらにいらっしゃるのはマリヒメ様ではございませんか!?

えへ、
今日はお祭りだって言うんだもの、ちょっと遊びに来ちゃったわ。

教えてくれてどうもありがとう。

一つ一つ違うものを作るのって、大変そうね。

職人 さすがマリヒメ様、分かっておられますなぁ。

にはセンパイ職人たちによる、いい仕事が詰まっております。

町の人々の想いとこだわりをしっかり伝えていけるよう、我々職人はいつも情報交換をしながら考え方を学び、技術を磨いているのです。

ふーん、なるほどね。

町の人たちにとって大切なお祭りをこれからもずーっと守り伝えていくために、あなたたちもずーっと頑張ってね。

はっ!
これからも日々精進してまいります!

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