マリヒメ
お忍び市中散策の巻

~伝統芸能にみる匠の技~

タイトル下シャドー

・・・ああ、生まれてはじめて芝居小屋に入ったけど、歌舞伎はとっても楽しかったわ。

ヒメ、お声が大きいですぞ。
お忍びですから

歌舞伎役者の演技にも感動したけれど、美しく舞う桜や雪、背景もとても華やかだったわ。

そうですな。ヒメ、

歌舞伎の道具や衣裳というのは、
とても沢山の数や種類があるのですよ。

どんなものがあるの?

例えば、小道具一つとっても、役者さんが身に付けている刀や下駄、和傘だけではなく、馬などの動物やユラユラ燃える人魂など幅広いのです。

本当、沢山あるのね!

これらの小道具は本物のように作っておられますが、実は軽くて丈夫で使いやすいなどの工夫も施されているのです。

小道具をはじめ、大道具や衣裳は各場面の情景や雰囲気を作り上げるために欠かせませぬ。

役者さんだけじゃなくて、裏方の人たちの腕も重要なのね!

それでは、今日の思い出に何か一つもらっていきたいわ。

それはなりません!

これらの道具や衣裳は大切に保管されているのですぞ。

傷んでしまったら修理をして、またお芝居の際に使われるのです。

さあ、お城へ帰りましょう。

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