表装裂は、絵画や書跡の保護と装飾を兼ね、内容や時代などを考慮しながら金襴や綾をはじめとして様々な織物が用いられています。これら表装裂を製作するには高品質の材料と高度な技術・知識が求められ、工程を細かく分業化し専門性を高めることで現代まで製作が続けられてきました。しかしながら、分業化の弊害として高齢化や後継者不足などにより現在存続の危機に瀕しています。本協会は、文化財修理に用いられる表装裂を今後も安定的に供給することを目指して、会員が互いに協力しながら、後継者の育成、道具の確保などを目標に活動しています。
表装裂製作
絵画や書跡を保護し装飾する表装裂を製作
(一社)文化財修理表装裂
継承協会
令和5年認定
〒604-0804 京都市中京区夷川通
堺町東入絹屋町128