竹筬製作

伝統的な染織工芸に欠くことのできない、
竹を用いた筬を製作する技術

日本竹筬技術保存研究会

平成29年認定

〒622-0214 京都府船井郡京丹波町蒲生蒲生野278-15

織物において、経糸を整え、緯糸をトントンと打ち込む役割をするのが筬です。織る布の幅や経糸の本数、密度は筬で決まるので、機織りの道具の中でも特別に大切にあつかわれてきました。 「筬」という漢字に「たけかんむり」がついているとおり、日本では竹を薄く削った羽を糸で編んだ「竹筬」が使われてきました。今は金属製の筬が主流になりましたが、柔軟性のある竹筬は、自然繊維を手織りする伝統的な織りにはなくてはならない用具です。

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竹の節を落とす筒切り
筒切りした真竹
湯炊きして油抜き
筬引き(羽を削る)
焼き入れ
両端の縁仕上げ
面取り
筬組み(筬羽を編む)
膠づけ
紙貼り