伝統建築工匠の技

日本産漆生産・精製

ウルシの木の幹に傷をつけ、
木がその傷を癒そうとして
自ら出す樹液(生漆)をヘラで “搔きとって採取”

日本うるし搔き技術
保存会

平成8年認定

〒028-6892 岩手県ニ戸市浄法寺町下前田37ー4
  ニ戸市浄法寺総合支所内  二戸市漆産業課

漆を生産する技術の中に、成長したウルシの木の幹に傷をつけて、漆液を採る「漆搔き」技術があります。保存会のある岩手県の浄法寺漆は、国内生産量の約80%を誇り、接着力が強いなど、その質も大変優れているために、日本の文化財の保護に欠かすことのできないものとして大切に守られています。

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漆搔き
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漆搔き
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カマで表⾯を削いだ後にカンナで傷をつけます
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カンナで付けた傷に溜まった漆をヘラでタカッポへ搔き採ります
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漆搔き道具
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⽣漆
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漆搔きに使う道具の柄やはしごなどは、⾃分にあった形や⼤きさに⾃分の⼿で作ります
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漆の出荷の様⼦
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